日々是至福の音楽日和

 音楽についての戯れ言やその他雑多なことを無節操かつ気ままにつらつらと綴っていきます

迂闊(うかつ)なRhapsody

今夜、ポイントで落とした耳かけ式ヘッドホン。今更ながらしくじった感の高い製品でした。
とはいっても、製品そのものが怪しからぬということではなく、選んだ自分がうかつだったという訳です。
選んだときの条件は、

 1.耳の穴に差し込んだりねじ込んだりするのは×
   (耳の中が蒸れる)

 2.頭にかけるものは×(ズラがずれる..嘘)

 3.音が漏れのにくいもの(逆説的には外の音が聞こえる)

ということで、眼鏡のように耳にかける密閉型。




しかし、ケーブルがえらく細いし、イヤーパッドが堅いから悩む悩むことしきり..。結局、他に条件の合うモノが無かったことと、ポイント交換だからという消極的判断でイッてしまいました。
そして、学校の帰りに買い食いする中学生みたいにエレベータホール前で瞬時に開梱して装着。
「おおっ、外の音まるっと聞こえるじゃない。曲は....聴きにくい」......ガク。

クラッシックのようにピアニシモからフォルテシモまでの差が極端な、いわゆるダイナミックレンジの大きい音源には、全く不向きなヘッドホンであることが判明。力なげに歩む新宿の地下街。チャイコフスキーの交響曲第六番ロ短調作品74「悲愴」も、帰宅を急ぐ雑踏にかき消されてしまうのでした。


冬の夜に
私の心が悲しんでゐる
悲しんでゐる、わけもなく……
心は錆びて、紫色をしてゐる。

丈夫な扉の向ふに、
古い日は放心してゐる。
丘の上では
棉の実が罅裂ける。

此処では薪が燻つてゐる、
その煙は、自分自らを
知つてでもゐるやうにのぼる。

誘はれるでもなく
覓めるでもなく、
私の心が燻る……
(冷たい夜・中原中也)

場面が急展開を迎えたのは帰り道。
クラッシック以外を聴いてみようと思い立ち、まずは往年の名曲「哀愁のヨーロッパ(サンタナ)」をいってみました。すると周囲雑音があっても、そこそこの音で鳴ってくれます。次いで「茜色の約束(いきものがかり)」でたたみかけてみると、これまた順当な音で聴かせてくれます。
結局、録音レベル(あるいは音圧レベル)の高い音源向きのヘッドホンということが分かり、まずは燻(くすぶった)った心も消し炭的に収まっていきました。
そうして最後は「ボヘミアン・ラプソディ(クィーン)」を聴きながら帰宅したのでした。

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自称、風流人。
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